Foreword

Terra Aquaticaテラアクアティカは、1994年に、ウィリアム・テキシエと、ヌセッタ（マリー）・ケディによって創業されました。創業時の社名は、General Hydroponics Europe ジェネラル・ハイドロポニックス・ヨーロッパ（GHE）で、サンフランシスコのミシュラン星付きレストランに水耕栽培の作物を提供し、国際的に評価されていました。

その後、2015年にHawthorne Gardeningホーソーン・ガーデニングがジェネラル・ハイドロポニックス(GH・USA)を買収しましたが、ジェネラル・ハイドロポニックス・ヨーロッパ(GHE)社は、買収されずに存続しました。GHEには、GH・USA社創業メンバーや製品開発メンバーが集結しています。現在は、テラアクアティカと社名が新しくなりましたが、同社は、オリジナルのGH社そのものであるといえます。世界中で使用されている旧フローラシリーズ（現在のトリパート）をはじめ、各製品の知的所有権を保持しています。

テラアクアティカは、現代農業の最前線に立ち、純粋な肥料成分ををオーガニックの成分と組み合わせる肥料、栽培方法を提案し続けています。

創業時より、革新的で高度な水耕栽培の技術力を持ち、オーガニックの手法と生態系への配慮を組み合わせる独自のテクノロジーで製品を開発してきました。テラアクアティカの栽培システムが画期的だったのは、植物にとって有益な微生物と、自然な土壌にある腐食層の活動を養液に取り入れて循環させることができる、いわば小さな「液体の地球」を可能にしたこと。製品開発のベースにあるのは、植物と植物が生きる環境が、全体として共生し、生命システムとして成り立っているという考え方です。有益な微生物とともに育つ植物には、農薬を使う必要はなく、オーガニックの水耕栽培ができるのです。がこの新しい栽培方法に、ウィリアムとヌセッタは「バイオポニックス」という新しい名前を付けました。バイオポニックスの概念は、世界中で研究されており、テラ・アクアティカは、この分野を牽引するリーダーであり続けています。